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ざわめいていた見物人たちが、一気に沸騰した。

「新谷家は学校の取締役会から外すべきだろ。こんな人道の欠片もない理事、うちの学校には要らない」

「賛成!」

「賛成!」

……。

校内だけじゃない。外部の生徒まで面白がって声を合わせ、空気は雪崩みたいに新谷家へと押し寄せた。

新谷芽衣は、次々と煽り立てられ、まるで新谷家が地面に踏みつけられていくのを見て、声を張り上げて反論する。

「みんな、新谷結奈の言うこと信じないで! うちのお母さんは結奈にすごく良くしてたし、私の愛だって分けてあげた。お金も、何百万も渡してる!」

事情を知らない野次馬が、ふむふむと頷く。風向きはあっという間に新谷...

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