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新谷結奈の顔は真っ赤に染まり、スマホを握りしめたまま、恥ずかしさに穴があったら入りたい気分だった。

彼女は武田悦子に目配せする。

「どこでそんな話を聞いたの? ただご飯食べるだけだよ」

「ネット。リストランテ『コハク』って、食べ終わったらそのまま上に行けるんだって。上の階、全部そういう『コンセプトスイート』らしいよ」武田悦子は目を丸くして、容赦なく言い切った。

隣の中村賢也まで耳まで赤くなる。いい大人の男だって、女の子の前でその手の言葉を口にするのは気が引ける。なのにこの子は、やけにストレートだ。

新谷結奈は慌てて弁解した。

「違います、藤井社長。そういうつもりじゃなくて……私、...

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