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新谷芽衣は全身をびくりと震わせ、驚いて半歩よろけた。新谷結奈に向かって、甲高い声を張り上げる。

「ちょっと、死人みたいに立たないでよ! 足音くらい立てなさいよ!」

新谷結奈は瞳孔をきゅっと細め、芽衣を射抜くように見据えた。

「ええ、そうね。私はあんたに殺されたも同然。地獄の底から、借りを返してもらいに戻ってきたの」

実際、彼女は一度死んでいる。

新谷芽衣と新谷奈津子――あの二人に、手を組んで殺された。

結奈の目に燃える憎悪を見た瞬間、芽衣の喉がごくりと鳴った。皮を剥いで生きたまま喰らいつきそうな、そんな凄み。ぞわりと全身の産毛が逆立つ。

高橋彩が、棘のある声で鼻先だけ笑った。

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