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検査センターに到着すると、藤井翼は新谷結奈のすぐ後ろを離れずについてきた。

ところが検査室の前で、藤井翼はきっちりと足止めを食らう。

スタッフが硬い声で告げる。

「藤井社長、こちらにはお入りいただけません」

新谷結奈は足を止め、顔を上げて藤井翼を見た。何か言いかけた、その前に藤井翼が口を開く。

眉をわずかに寄せる。

「これからの検査は採血だろ。付き添いもできないのか?」

「はい。検査中は職員が同伴します。新谷結奈さんは、職員の視界から一歩も外れられません」

新谷結奈はできるだけ落ち着いた笑みを作った。彼を心配させたくなかった。

「藤井社長、戻ってください。大丈夫です。ひとり...

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