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新谷結奈は、部屋の中に並ぶ艶めかしくて度を越したアイテムの数々を見つめ、頬がかっと熱くなった。

別に、こんなものを見た瞬間に用途まで理解したいわけじゃない。けれど前世の自分は、何も知らない純情な女の子ってわけでもない。気まずさに耐えきれず、結奈は視線を落とした。

さっきは山口拓也を追うのに必死で、部屋にどんな設備があるか確認する暇もなかった。ここが「大人向けテーマホテル」だってことは分かっていたのに、まさか自分たちの部屋がここまで露骨だなんて。

耳まで赤くなっている自覚もないまま、結奈は慌てて背を向け、ドアノブに手をかける。

「こ、これ……翼さん、早く出よう」

藤井翼は足を動かそう...

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