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新谷芽衣は玄関に立つ新谷結奈と新谷浩市を見た瞬間、さっと顔色を失った。
彼女は慌てふためいて布団を引き寄せ、身体を隠す。ぽろぽろと涙がこぼれた。
新谷結奈を見上げ、悔しさに唇を震わせながら、か細い声で訴える。
「お姉ちゃん……わたし、わざとじゃないの。お酒を飲んでて……気づいたら、ここに……」
結奈の手元のスマホは、ベッドへ向けたまま。平静を装っているのに、レンズだけが小刻みに揺れ続ける。
分かっていた。山口拓也も、新谷芽衣も、こういう人間だって。
それでも――目の前で見せつけられれば、腹の底から煮えたぎる。
結奈は目尻を赤くし、震えたふりで浩市を見た。
「浩市兄さん……どう...
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