第117章

「さっきの社長、すっごくかっこよかったぁ! あんな彼氏がいたら、いい夢見て笑って起きちゃいそう!」

「そうそう! 二人が出てたバラエティ番組も見たけど、まさに美男美女、お似合いだったわ。ただあの無憂ってのがねぇ、ブスのくせに出しゃばって、二人の邪魔してさ!」

衆人環視の中、榎田神也はまたしても鈴木芽衣への寵愛を見せつけた。

今や現場の誰もが、誰に媚び、誰を敵に回してはいけないかを心得ていた。

鈴木芽衣は、このチヤホヤされる感覚に酔いしれていた。

彼女は謙虚さを装って微笑んだ。

「もう、やめてよ。ただでさえ頭が痛いんだから! この件でトレンド入りしちゃったらどうしようって、ヒヤヒヤ...

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