第121章

榎田神也の喉仏が動く。大きな掌が、足首からゆっくりと這い上がり、秘所へと落ちた。

まどろんでいた篠崎アエミは、くすぐったさを感じた。

ぱっと目を開けると、欲望に満ちた瞳と目が合う。

酔眼の彼女は、手を伸ばして彼の頬を二回ほど叩いた。

「悪くないわね。元夫にそっくり!」

またその言葉だ。

榎田神也は歯噛みする。何をしようというのか? 篠崎アエミは突然彼を突き飛ばし、バスルームへと駆け込んだ。

榎田神也は「……」と沈黙する。

また発作か。

彼は股間の巨きな昂ぶりを見やり、そのままバスルームへと踏み込んだ。

シャワーの音が響いている。

篠崎アエミは糸一本纏わぬ姿でシャワーの下...

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