第150章

ふと何かを思い出したのか、彼女は「ぷっ」と吹き出した。

「宮崎監督のところ、もうスチール写真を公開したみたいですよ。二階堂天誠以外のキャストはみんな絶賛されてるって。特に、私たちがデザインした衣装がね!」

篠崎アエミは目元を優しく緩め、微笑んだ。

「だからこそ、今回はもっと気合を入れないとね」

彼女が忙しく手を動かしていると、入り口の方から足音が聞こえてきた。

「宮崎監督、それに二階堂様まで……どうされたんですか?」

入り口に立つ二人の姿を見て、篠崎アエミは驚きを隠せない。

「近くまで来たもんでな。ついでに様子を見に来たんだ! ちょうど契約も済ませようと思ってな!」

契約と言...

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