第200章

「いい子だ」

彼は身を屈め、舌を這わせて酒の雫を辿り、舐め上げた。

透き通るような白い肌に、鮮紅の酒痕。

そのコントラストは、どうしようもなく扇情的だった。

篠崎アエミは唇を真一文字に引き結び、身体を走る戦慄に耐えていた。

目の前にある男の瞳は執着に満ちている。対するアエミは情欲に乱れ、目尻を赤く染め、大きな瞳を潤ませていた。その姿は、あまりにも艶めかしい。

榎田神也は酒の痕跡を舐め取ると、その豊かな胸に噛みついた。

「……っ」

「気持ちいいだろう?」

榎田神也は女の顔が上気しているのを見て、彼女がすでに感じていることを悟った。

彼の手が、身体の上を滑るように動き始める。...

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