第211章

篠崎アエミは呆れたように笑った。

「わかりました。今回だけですよ」

「ああ、感謝するぜ、俺の嫁さん! いや、我が女王陛下と言うべきか」

まったく、どこまでも図太い神経をしている。

ベッドに横たわる榎田神也は、ブリーフ一枚という無防備な姿だった。

股間のテントは高く盛り上がり、何も履いていないのと大差ない。

篠崎アエミは恐る恐る両手を伸ばし、下着越しにその滾る熱源を握りしめた。

男の満足げな表情を見て、彼女は恥ずかしさのあまり穴があったら入りたい気分になる。

「電気、消してきます」

「嫌だ。お前を見ていたい」

仕方ない。

元夫婦として長年連れ添い、あらゆることを経験してき...

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