第236章

「うわああ、見て見て! ドS社長と無憂、ほんとにくっついちゃったよ! きれいすぎ! わたし、また恋愛信じられるようになった!」

「ふたりは絶対そのままゴールインしてよね。じゃないとあたし、豆腐で頭打ちつけるから!」

「無憂にも、やっと守ってくれる人ができたんだよ。ていうかさ、毎日無憂スタジオ叩きに行ってたあの脳筋は誰なの? 頭、大丈夫?」

ネット上のコメント欄を眺めながら――

篠崎アエミの胸中に広がっていたのは、喜びよりもやりきれなさだった。

あまりにも多くの人が、自分たちふたりを「お似合い」だと本気で思っているらしい。

どこが、お似合いだというのか。

ふたりはもう、とっくに離...

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