第247章

忍無可忍、もう我慢なんてしない。

篠崎アエミは奥の金庫を開け、切り札を取り出すと、その書類をパサリと入江宝夢の前に投げつけた。

何が起きたのか分からない様子で、入江宝夢は封筒を開く。数枚目をめくった瞬間、その目の色がさっと変わる。

「……どうして、あんたがこれを持ってるのよ?」

「人に知られたくなければ、自分がやらなきゃいいだけの話でしょう」

篠崎アエミは冷え冷えとした声で言い放つ。「今日を境に、わたしにちょっかい出すのはやめてください。でないと──わたし、自分が何をしでかすか、保証できませんから」

「あんた……っ」

入江宝夢は反射的に書類一式を掴むと、すぐ横のシュレッダーへと...

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