第297章

彼女はひどく具合が悪かった。身体の奥まで染みる冷えに耐えきれず、反射的に榎田神也の体へすがりついてしまう。

「放して」

身をよじり、腕の中から抜け出そうとする。だが――もがいた瞬間、尻の下にじわりとした熱があるのを悟った。

硬いものが、彼女の身体に押し当てられている。

しかも、間の悪いことに――。

瞬時に頬が燃えるように赤くなり、篠崎アエミは激しく暴れた。擦れるたび、股間のものが刺激されてさらに大きくなるのが、嫌というほどわかる。

「……自業自得だ」

男の低く掠れた声が落ちる。

篠崎アエミが固まった、その次の瞬間。榎田神也が腰をぐっと突き出し、彼女の身体へ何度か押しつけるよう...

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