第319章

車内。

篠崎アエミの瞳はうるうると潤み、澄んだ光をたたえている。傷ついた子鹿みたいに、怯えた色が揺れていた。

榎田神也の喉仏がごくりと上下する。彼は乱暴にシャツを引きはがし、ファスナーを下ろした。

大きなものが跳ねるように飛び出し、まっすぐにそそり立つ。

篠崎アエミは一瞬だけ視線を滑らせ、慌てて逸らした。

「……なにする気?」

「決まってんだろ」

榎田神也は手早く残りの服も脱ぎ捨てると、彼女の小さな手をつかんで自分の肌に押し当てた。

「男を触りたいんだろ。飽きるまで触らせてやる」

大きな手が小さな手を包み、体のあちこちへと導いて火をつけていく。

篠崎アエミは熱に浮かされる...

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