第78章

舞台の上。衆人環視の中だというのに。

傍らにはカメラマンまで張り付いている。

身体の上を這い回る大きな手の感触に、篠崎アエミは力が抜け、頬を紅潮させ、あやうく嬌声を漏らすところだった。

幸い、今はサングラスとマスクをつけているため、表情を悟られずに済んだが、そうでなければ恥ずかしくて死んでいたところだ。

身体がますます熱く、重くなっていく。

曲調が変わった瞬間、篠崎アエミは榎田神也の首に両腕を回した。

「ふざけないでください……もう無理です」

言い終わるか終わらないかのうちに、榎田神也の手はなんと、大胆にもスカートの中へと滑り込んできた。

「んっ……!」

篠崎アエミは身を震...

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