第84章

スタジオ内。

榎田神也の腰使いが激しさを増すにつれ、篠崎アエミは必死に口元を押さえたが、漏れ出る嬌声を完全に押し殺すことはできなかった。

ドアの外には、まだ誰かいるかもしれない。

その緊張感と羞恥心で、アエミは榎田神也を睨みつける。

普段であれば威嚇にもなるその鋭い眼差しも、今の状況では逆効果だった。

顔は熟れた林檎のように赤く染まり、下唇を軽く噛み締め、潤んだ瞳は情欲の涙で濡れている。

怒りを込めて睨んでいるつもりが、媚薬のような色香を漂わせ、男を煽るだけだった。

榎田神也はそれに鼓舞されたかのように、さらに激しく奥を突く。

「あっ……!」

再び、絶頂が訪れる。

榎田神...

ログインして続きを読む