第6章

 トリスタンが鼻で笑うように言った。「スローン。冬狩りの件は俺が悪かった。それは認める。だが、ケインを本館に置くのは危険すぎる。闘技場上がりの狼人は、いつ暴走してもおかしくない」

「肩をすくめるだけだわ」私はわざと軽く言ってみせた。「別に、あなたの部屋に入れたわけじゃない。あなたこそ、エヴァンジェリンのところに泊まってるんでしょう? このままそうすればいいじゃない」

「それは……」トリスタンが言い淀む。

「私の魔力がきついからでしょ。わかってる」私は視線を逸らさない。「スラム育ちの修行なんて、そりゃ荒っぽくなる。あなた、いつも頭が痛いって言うもの」

「スローン、俺は……」

「大丈夫...

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