偽りの令嬢

死に戻り真令嬢の復讐 ~偽りの家族も血の兄も要りません

死に戻り真令嬢の復讐 ~偽りの家族も血の兄も要りません

2.1k 閲覧数 · 連載中 ·
前世の橘結衣は、兄たちに尽くし続けた。どんな理不尽にも耐え、健気に笑顔を向け続けた結衣を待っていたのは――お披露目パーティーでの無残な死だった。

破滅を経て死に戻った結衣は、人が変わったように冷徹になる。もう二度と、あの愚かな兄たちのために心を痛めたりはしない。

しかし、冷遇し始めた途端、兄たちの態度が一変する。

「いい加減、そんな冷たい態度を取るな」と迫る社長の長男。

「俺の誤解だったんだ……」と苦悩する医師の次男。

「頼む、やり直させてくれ!」とプライドを捨てて乞うトップスターの三男。

「俺の妹はお前だけだ!」と泣きじゃくる不良の四男。

だが、結衣の答えはひとつだけ。

「みんな、失せて」

復讐と無関心を胸に、彼女は一人の男性の手を取った。

「宮本景太。今日からあなただけが、私のたった一人の『お兄ちゃん』よ」

――しかし、彼女の本当の身分が明かされた時、今度は血縁関...
本物の令嬢は、婚約を破棄した

本物の令嬢は、婚約を破棄した

1.1k 閲覧数 · 連載中 ·
志水茜音は志水家に育てられて20年、本物の娘が戻ってきた途端、すぐに家を追い出された。

デザインディレクターの座? 本物の娘へ。
破格の条件の婚約? 本物の娘へ。
会社中が、この「偽物の令嬢」が笑いものになるのを今か今かと待ち構えていた。

しかしある日、世界に20台しかない限定品のバイクが会社の前に止まり、あのワイルドでイケメンな男が言った。
「妹よ、兄貴と一緒に家に帰るぞ」
志水家の人々「???」

後になって彼らは知ることになる――
彼女こそが、世界中の美術館の館長が行列を作って面会を求める伝説の修復師であることを。
彼女こそが、志水グループが受賞した全特許の所有者であることを。
そして彼女こそが、あの国を傾けるほどの富を持つと噂される伝説の「菅田家」の正真正銘のお嬢様であることを。

エリート社長は、埃をかぶっていた婚約指輪と契約書を取り出し、薄い唇をわずかに吊り上げた。
「なる...
前へ次へ