第330章 君の母親を愛している

「地下室です。ご指示通り単独で監禁し、拷問はしていませんが、決して楽な思いもさせていません」天沼隆一は答えた。「ずっとあなたに会わせろと叫んでいます。話がある、と」

氷室龍一は頷き、地下室へと続く階段に向かった。

階段は急で、照明は薄暗く、空気には湿気と鉄錆の匂いが立ち込めている。

地下室はいくつかの独立した独房に改装されており、一番奥の部屋に桐島元紀が監禁されていた。

氷室龍一が鉄格子の外に姿を現すと、桐島元紀は簡易ベッドから勢いよく跳ね起き、鉄格子にすがりついた。

「氷室龍一! やっと来たか! ここから出せ! これは不法監禁だぞ!」

氷室龍一はすぐには口を開かず、ただ静かに彼...

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