第15章 久しぶりだな

「うわっ!」西田圭介は目を見開いた。「あ、あ、あれ……芽衣じゃねえか?」

ダンスフロアで踊っている女は、装いも雰囲気も、これまでの芽衣とは別人みたいだった。

西田圭介は何度も目を凝らし、ようやく本人だと確信する。

周囲の御曹司たちも遅れて状況を飲み込み、視線が一斉に髙野拓海へ集まった。

「マジかよ?」誰かが声を上げる。「あの服、さっき海野さんが見せてた写真の女と同じじゃないか?」

「奏太が好きなの、芽衣だったのかよ……!」

その瞬間、空気がすっと冷えた。誰もが息を呑み、ぴたりと口をつぐむ。

林谷由佳は、芽衣を睨みつけた。目の奥に火が宿っている。

――あの田舎者が。踊れるの? ...

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