第36章 寧々は俺と一緒にいる

「どんなゲームですか?」

 相馬寧は少し考えてから言った。

「じゃあ、サイコロ当てにしましょうか。一番簡単ですし。出目の大きいほうが勝ちで、負けた人が飲むってことで」

「いいよ」

 相馬寧はバーテンダーにサイコロ一式を頼み、ゲームが始まった。

 1回目は相馬寧の勝ち。古沢信弘もぐずぐずせず、グラスを手に取って一気に飲み干す。

 2回目も相馬寧の勝ち。古沢信弘はまた1杯。

 3回目、4回目、5回目――相馬寧は連勝、古沢信弘はそのたびに飲み続けた。

「もう1回、もう1回!」

 相馬寧は楽しそうにサイコロをしゃかしゃか振る。

「古沢社長って、まさかここまで運が悪い人だったんです...

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