第一百零二章 代償

一葉は画面に並ぶ数字を見つめた。

不在着信、四十七件。未読メッセージ、百六十三件。すべて同じ番号からだった。

最初のボイスメッセージを開き、スマートフォンを耳に当てた。

「一葉……一葉、わかってる、俺が悪かった……本当に悪かった……」

受話器から守人の声が流れてきた。泣き声交じりの、押し殺した、今にも崩れ落ちそうな声だった。

「頼む……頼むから、あの訴訟を取り下げてくれ……五千万円、本当に用意できないんだ……銀行には毎日催促されるし、取引先には会社の前で待ち伏せされてるし……頼む……本当に頼む……」

メッセージが終わった。

一葉は次を再生した。

内容はほぼ同じだった。三件目、七...

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