第114章 晴美さんに手を出すとはいい度胸だ

山本未希は、千葉晴美に危うく気が狂わされるところだった。今の千葉晴美はたしかに見違えるほど綺麗になった。けれど、根っこの卑しさまでは隠しきれない――どうせ今は、旦那を後ろ盾にしているだけだ。

そう思うと、山本未希は誇らしげに胸を張り、あからさまな挑発を込めて千葉晴美に言い放った。

「優秀? 千葉晴美、あんたまだ自分の世界に閉じこもってるんじゃない? いったい自分のどこがあたしより上だと思ってるわけ? 身につけてるものが全部ブランド物だから? それとも高級車に乗ってるから?」

今の世の中、顔だけじゃ通用しない。結局は金があるかどうかだ。

そのとき、菅田麻衣が慌てて場を取りなそうと前に出...

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