第118章 確認する

千葉晴美は助手席に座り、首を傾げて興味深そうに古宮桐也を見た。

「どうして、私がここにいるって分かったの?」

古宮桐也は片手でハンドルを操る。その所作があまりにも滑らかで、節の浮いた指先まで絵になるものだから、思わず――強引な社長ものの小説みたい、なんて想像してしまう。

認めたくはないけれど、古宮桐也は立っているだけで人を惹きつける。特に、あの立ち居振る舞いは女をどうしようもなく夢中にさせる類のものだった。

今日だってそうだ。彼の登場は、彼女の面子をこれ以上ないほど立ててくれた。あいつらの顔を叩きのめすより、よほど痛快。

千葉晴美を見下し、「お前の相手なんて、みすぼらしい男がお似合...

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