第204章 童言無忌

彼は腰を屈め、少し辛そうに二人の小さな頭を同時に撫でた。その声は慈愛に満ちていた。

「おやおや、わしの可愛い宝物たちじゃないか! 曾祖父ちゃんも会いたかったぞ! どれ、ちょっと見せてごらん。また背が伸びたんじゃないか?」

彼は目を細めて子供たちをしげしげと眺め、その眼差しは疼くような愛情で溢れている。

子供たちが親しげに陸奥勝則に群がる様子を見て、陸奥司と西園寺琴音は胸を撫で下ろした。

やはり、年長者と子供の間に通う血の温かさは、何にも代えがたい尊いものだ。

陸奥勝則は広々とした明るいリビングに招き入れられ、上座のソファに腰を下ろした。

高齢とはいえ矍鑠(かくしゃく)としており、...

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