第135章ジョンソン家の最後の闘争

反対側では、エミリーがエイペックス・グローバル・エンタープライズへ車を走らせていた。

途中、ハーマイオニーからメッセージが届く。

[エミリー、ロンをコンサートに誘うの、成功したよ!]

ロンは表向きこそ冷たく見えるが、きっと根は優しくて気遣いのできる人なのだろう。

そうでなければ、ハーマイオニーの誘いにあんなにあっさり頷くはずがない。

エミリーは胸の内でそっと息をついた。

ハーマイオニーがロンを好きだと聞いたとき、最初に浮かんだのは反対の言葉だった。

何しろハーマイオニーは純粋すぎるほど純粋で、心も柔らかい。しかも、どうにも治らない「涙もろさ」まで抱えている。

悪い男にでも引っか...

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