第147章:ジェームズのジレンマ

骨董展へ行く日が来ると、エミリーはジャスパーをソーラと一緒にエリュシアン・レジデンシズへ送り届け、それからジェームズと連れ立って出かけた。

「あなたのために子守をするよう生まれてきたのよ」

ソーラは部屋着のままエリュシアン・レジデンシズの玄関に立ち、化粧を整えたエミリーの顔を見て、ふうと息をついた。

エミリーはその言葉に笑みを返す。

「でも嬉しいんでしょう? 自由時間ができて、かわいくて魅力たっぷりの息子たちと一緒にいられるんだから」

「そうね。毎日三人の小さなモテ男に付き合ってもらってるもの。ほかの人なら嫉妬するわ」

ソーラはエミリーにウインクし、それから笑みをほんの少しだけ消し...

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