第15章対策の議論

キアナは年齢のせいか眠りが浅かった。

いつものように朝五時になると起き上がり、身支度を整え、薬草茶を一杯いれることにした。

その薬草茶の処方は、かかりつけ医のエリーズ・シンクレアから授かったものだった。体を強くし、不眠や妙に生々しい夢にも効くのだと彼女は言ったが、確かに効果は上々だった。

熱湯を注ごうとした、そのとき――不意に扉が叩かれた。

「トーマス夫人、起きていらっしゃいますか?」

「アトラス、入りなさい」

扉がそっと押し開けられ、アトラスがゆっくりと入ってきて、キアナのそばに控えた。

「キアナ・トーマス夫人、エミリー・トーマス夫人がお目にかかりたいと。お通ししてよろしいでし...

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