第198話私はとても公平です、みんなでいくらかお金を稼ごう

「私たちが言ってることは、必ずしも嘘ってわけじゃないでしょ……!」

女子のクラスメイトが、低い声で言った。

「今、何と言った?」

カートの声がわずかに落ち、鋭い視線が瞬時にあたりをなぎ払った。

その刹那、さっきまでひそひそ話していた連中は、ぴたりと口をつぐんだ。

みんなの印象では、カートはいつだって落ち着いていて穏やかだった。彼と話すと、春風に身を浸すみたいに心地いい――そんな男だ。

だが今は、エミリーのために、見慣れないほど鋭い目でこちらを射抜いている。その視線だけで、胸の奥がざわついた。

そのとき多くの者が、ようやくぼんやりと思い出した。学生時代、カートはエミリーのことが好き...

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