第261章:どこからともなく現れた災害

数時間前、エミリーがハーマイオニーを連れてその場を離れたとき、ロンはアルトンを探しに行った。

「どうしてカメラの角度でキスを誤魔化さなかった」

ロンは氷のような声で問いただした。

「……は?」

アルトンはすぐには意味が飲み込めず、ぽかんとした顔でロンを見つめた。

「彼女が怯えてたの、見えなかったのか。あの子はよそ者なんだ。お前みたいなのとは違う」

さっき目に焼き付いた、ハーマイオニーの頬に残った涙の跡を思い出し、ロンの表情はいっそう陰った。

「『俺みたいなのとは違う』って、どういう意味だ。俺の何が悪い」

アルトンは何年も人気スターとして君臨し、王様扱いされるのが当たり前になって...

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