第274章カオス...

「殴ったわね!」

「ああ、殴ったさ!」

エミリーは羞恥と怒りで顔をこわばらせた。「ジェームズ、いったいどういうつもり!」

「俺はおかしくなってるんだ。ほかの男がお前の隣に立ってるのを見た瞬間、頭が真っ白になった!」

ジェームズはそう吐き捨てると、エミリーの手首をつかみ、また壁へ押さえつけた。熱い掌がためらいもなく彼女の体をまさぐり、自由に滑っていく。

「さっきの男は誰だ。あいつと寝たのか? ここは触られたのか?」

「ジェームズ!」

エミリーは激昂し、手を振り上げてジェームズの頬を張ろうとした。

だが今度は成功させてもらえない。ジェームズは片手で彼女の両手首をまとめてつかみ、頭上...

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