第283章ヘイズファミリーとの最初の接触

翌日、エミリーは痛む腰をさすりながらベッドを抜け出した。

昨夜のジェームズは、飢えた狼のようだった。彼女を引き裂き、丸ごと呑み込んでしまいそうな勢いで。

エミリーは浴室へ向かい、シャワーを浴びた。身体じゅうに残るひどい痕を目にした瞬間、ふつりと怒りが湧き上がる。

二晩とも、結局ジェームズの思いどおりだ。自分の抵抗が弱すぎたのだろうか。

シャワーを終えると、エミリーはあくびをしながら浴室を出た。濡れた髪をタオルで拭きながら。

テーブルの上の携帯が、心地よいメロディーを奏でて鳴り出した。

「もしもし」

「エミリー、まだ起きてないのか? ヘイズ家との提携を取り付けた。今日の午後三時に、...

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