第37話カオスなバースデーパーティー

「嘘よ! 契約に署名したとき、そんな条項なんて見てないわ!」デラは歯を食いしばり、噛みつくように言い返した。

「そう?」エミリーは眉を上げた。「もう一度見直したら? それとも、ここにいるお客さまの中に弁護士がいれば、ジョンソン家のために確認してくださるかもしれないわね」

客たちがざわざわと囁き合い始めた。

「私が弁護士です。拝見しましょう」

黒いスーツを隙のない着こなしでまとめた男が、一歩前へ出た。

男は丁重にフィンへ近づく。「ジョンソンさん、契約書をお借りしてもよろしいでしょうか」

フィンは躊躇した。だが、これだけの視線を浴びては拒めない。結局、彼は契約書を差し出した。

弁護士...

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