第38章コンフリクト

ホテルのスイートの外で、エミリーは携帯電話に映し出された監視映像を見つめ、氷のような表情をしていた。

映像には、まさにその瞬間、室内で起きていることが映っていた。

ジョンは虚ろな目をしたまま、全裸でベッドの上、別の男に組み敷かれていた。ねっとりした喘ぎ声が口から漏れ、それを聞いたエミリーは嫌悪で眉をひそめた。

「せいぜい今のうちに楽しんでおきなさい」エミリーは吐き捨てるように呟き、踵を返すと、振り返りもせずホテルを出ていった。

午後四時。幼稚園の降園時間だ。

メイソンは小さなリュックを背負い、校門の前で待っていた。胸を弾ませながら。

どうしてエミリーはまだ来ないんだ?

ほとんどの...

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