第137章

ライラ視点

彼の、あの馴染みのある匂い――煙草と、生の力そのものの匂いが鼻腔を満たし、葛藤する心とは裏腹に、私の内なる狼が飢えたように疼いた。

「どれだけ感謝しているか、示してみせろ」

彼はそう命じ、私を膝まずかせた。欲望を濃く含んだその声に、興奮と義務感が入り混じった感情で胃の腑が締め付けられる。

私は躊躇なく従い、彼のズボンを解いて、すでに硬く昂った雄を解き放った。それは私の顔の前に堂々と鎮座し、支配的なエネルギーを放って脈打っている。彼の昂りの麝香のような匂いが、抗いがたく口の中に唾を湧かせた。

それを口に含み、慣れた動きで扱いていく。彼の指が私の髪に絡みつき、リズムを支配し、...

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