第4章

 翌朝、セント・ジュード学院の廊下に足を踏み入れた途端、私のロッカーの前に立つカーターの姿が目に入った。

「イザベラ、話がある」

 重々しい口調で、彼は私に歩み寄る。

 私の足が、一瞬だけ止まった。

 ついに白状する気になったのだろうか。あの周到に仕組まれた「いじめ」のことも、彼とリリーの間に隠された真実も。

「リリーが昨夜、手首を切った」

 カーターが言った。

 私は息を呑んだ。

「彼女は今、病院のベッドで横たわっている。ひどく衰弱してね」

 その視線が鋭さを増し、私を真っ直ぐに射抜く。

「彼女がなぜこんなことをしたか、わかるか? 全部、昨日の出来事のせいだ! 学校中が...

ログインして続きを読む