第61章 確固たる証拠

「どういうつもりだ?」

村人の一人が不満をあらわにして、一歩前へ出た。

手にした農具の切っ先が須藤玉山へぴたりと向けられる。月明かりを受けてぎらりと冷たく光り、次の瞬間にも突き出されそうだった。

「おたくら撮影隊は厄介ばっか持ち込みやがる。今日こそきっちり説明してもらうぞ。でなきゃ帰れると思うな」

怒りで頬の肉を震わせながら、その男は目黒千音に向かって怒鳴り散らした。まるで彼女が何か取り返しのつかないことでもしでかしたかのように。

反応があまりに激しすぎる。

そのせいで、目黒千音はますます確信を深めた。自分の聞き間違いではない。あの工場には、やはり何かある。

「まあまあ、そこま...

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