第66章 総動員

どうやら、あの連中も村長の家で食事をするつもりらしい。ちょうど同じ卓につくことになった。

目黒千音にしてみれば、むしろ好都合だった。こんな機会を逃す手はない。食事の場を利用して、連中が何者で、何をしに来たのか見極めることができる。

料理が運ばれてくるや否や、その者たちは露骨に目黒千音を値踏みし始めた。

当の目黒千音は、席についたまま眉ひとつ動かさない。

『旅人』たちには、自分たちしか存在していないかのようだった。勝手気ままに、遠慮なく、じろじろと彼女を眺め回す。

その目つきは、まるで品定めでもするようで――目的さえなければ、こんな連中と同じ卓を囲みたいとは到底思えなかった。

やが...

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