第67章 大丈夫、俺がいる

「まずい、見つかった!」

目黒千音の胸がきゅっと縮む。反射的に入口へ視線を投げた。

立花一夜も飛び込んでくるなり、彼女の腕をつかんで扉の裏へ引きずり込み、スマホを取り出す。指が踊るように動き、五郎へ位置情報を送信。短い追記――『急げ』。

次いで床に落ちていた木の棒を拾い上げ、半身に構える。

次の瞬間、守衛たちがドアを蹴破ってなだれ込んできた。室内の状況を見て目を見開くや、銃口がこちらへ向く。

撃たせるか――。

立花一夜は一歩を詰め、棒を振り抜いた。ガンッ、と乾いた音。ひとりの猟銃が弾き飛ばされる。間髪入れず、その腹へ蹴りを叩き込むと、男はうめき声を上げて床へ転がった。

目黒千音...

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