第108章

ニッキーがニコールに別れのキスをして、今度は俺の番だった。彼女にキスをして、そのままセックスしたいという衝動を抑えるにはどうすればいいのか、俺には分からなかった。「じゃあな、ハニー。予約を入れるのを忘れるなよ」「ええ、でもあなたはいつなら都合がいいの?」「今日じゃなければいつでも」「あら、何か特別な会議でもあるの?」「いや、どうしてだ?」「だって今日のあなた、すごく素敵よ、ニコラス。それにその香り……ああ、もう」俺は身を乗り出し、彼女の耳元で囁いた。「何度も何度も、お前を貪り食ってしまいたいぐらいだ、ってな」「心配しないで。私もあなたにまったく同じことを感じてるわ」俺は彼女の唇にキスをし、彼女...

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