チャプター 158

ニコル

午前三時少し前だったと思う。ニコラスと私が家に帰ってベッドに入ったのは。私は疲れ果てていて、ニコラスも同じなのは明らかだった。二人ともただ服を脱いで、ベッドに滑り込んだ。眠りに落ちる前に、私は彼に尋ねた。「ねえ、シェルターを手伝うこと、まだ賛成してくれてる?」「ああ、もちろんだ。どうしてダメなんだ?」「今夜みたいなことがあるから」「言っただろう、ニコル。たった一人でも助けられたら、俺は幸せなんだ。今夜ミアを助けられたことで、俺は幸せな気持ちになれたんだよ」「ありがとう、ニコラス」。私はそう言って彼にキスをすると、彼に背中を預けるようにして眠りについた。

その朝遅くになって、ドア...

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