チャプター 17

ドアに近づいてくる足音が聞こえ、私は助手が立っていた場所へと移動した。「エンジェル、準備はいい?」彼らが入ってくると同時に、私は彼女に尋ねた。「うん、ママ」助手は放射線技師を呼びに行き、私とニコラスはニッキーをベッドに乗せるのに忙しかった。「約束よ」彼女はニコラスに言った。「約束する。ほら、指切りしただろう」「うん。指切りは、一番神聖な約束だもん」「その通りだ」この二人に、放射線技師が付き添いを許可しないだろうことをどう伝えればいいのか分からなかった。彼女が入ってきて、私とニコラスを一瞥し、「外でお待ちください」と言った。ニッキーがパニックに陥り始めるのと、ニコラスの顔つきや態度が変わるのがす...

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