チャプター 206

ニコル

私はベッドの端でうつ伏せになり、お尻を高く突き出していた。ニコラスから与えられるお仕置きに、私の心は躍っていた。なぜなら、その後に何が待っているか知っていたから。今までで最高のセックスになると分かっていたのだ。

背後に彼が立っている気配を感じる。彼の手が片方のお尻に触れ、撫で回す。手が離れたかと思うと、今度はもっと強く打ち付けられた。彼は連続してスパンキングをするのではなく、焦らすように時間をかけていた。叩かれたばかりの場所を彼が撫でると、熱が体に染み込んでくるようだった。体が火照り、濡れていくのを感じる。

彼が手を離し、また同じ頬を叩いた。「大丈夫か、ニコル?」「はい、サー」

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