第二十五章

ニコル

翌朝、ひどい頭痛で目が覚めた。ニコラスはもうベッドにいなかったので、体を転がしてベッドサイドテーブルに手を伸ばし、携帯を掴む。時間と、病院から何かメッセージが来ていないか確認しなければ。ニコラスと私は、ミアとニコリーンがどこに滞在するのか、まだ何の計画も立てていなかった。この頭痛は、きっとストレスのせいだ。携帯を見ると午前九時を過ぎていた。それほど遅い時間ではないけれど、これから病院へ行かなければならないのなら、もう遅い。私は起き上がって、今日一日の計画を話し合うためにニコラスを探しに行った。

ニコラスとニッキーはキッチンテーブルを囲んで座り、笑いながら冗談を言い合っていた。昨夜の出...

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