チャプター 8

ニコラス

自分のモノを握ったまま目覚め、不快なほど硬くなっていた俺は、最後までやり遂げることにした。自家発電を始めたが、なぜだかニコルのことしか考えられなかった。シコっている間、目に浮かぶのは彼女の顔だけだった。おかげで、十代のガキみたいにあっけなくイってしまった。どういうわけか、ニコルが頭から離れない。少なくとも十一年間は上手くやれていたのに、なんで今になってこんなに苦しんでいるんだか、俺にはさっぱり分からなかった。

ベッドから出て体をきれいにし、キッチンでコーヒーを淹れると、オフィスへ向かってメールをチェックした。受信メールに目を通していくが、ニコルのことが頭から離れず、気が狂いそうだ...

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