第7章

ギデオン視点

 ギデオンは、それが今日空けた三本目なのか、それとも五本目なのか思い出せなかった。どうでもいいことだ。彼は瓶をあおり、最後の一滴までウィスキーを喉に流し込むと、ベッドから床へと転がした。そこには既に、十数本の空き瓶が転がっていた。

 もう一方の手には、イザベラの写真が強く握りしめられていた。結婚式の日の写真だ。ギデオンの冗談に笑う彼女の瞳は、あまりに輝いていて、まともに見つめることができないほどだった。

 意識を失うまで飲み続けるだけの日々が、二週間続いていた。

 ドアが激しい音を立てて開いた。

 そこに立っていたのは母だ。その顔は怒りで強張っている。

「ギデオン・...

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