第4章

 寝室のドアが、叩きつけるような音を立てて開いた。

 ロレンツォが怒りに燃えた顔で踏み込んでくる。こちらに考える暇なんて与えず、いきなり髪をわしづかみにして、床から引きずり出した。

「なにしてるの?! 離して!」

 悲鳴と同時に、頭皮が裂けるような激痛が走る。

 ロレンツォはそのまま私を廊下へと引きずり、階段を降りていく。私は本能的に、腫れあがったお腹を両腕でかばった。

 その腕が、勢いのままに堅い木製の手すりへ叩きつけられる。ようやくできかけていたかさぶたが、べりっと剥がれた感触がした。

「黙れ、この悪女め!」ロレンツォが怒鳴り、私の身体を冷えきった大理石の床へ投げ出す。

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