第121章

レオナルド

トンネルには、部下たちが周囲を確保し、死体を確認し、状況報告を呼び交わす音が反響していた。火薬と血の匂いが、空気の奥までねっとりとまとわりつく。

カイリーが近づいてきた。表情は険しい。「ボス、移動しなきゃ。ここで発砲があった場合、警察の到着は四分切る」

俺はうなずいた。頭の中が忙しなく回る。「車を回せ。それとジェームズ――」振り向くと、すでにジェームズは死んだ捜査官の一人の脇に膝をつき、ポケットを探っていた。「何かあったか?」

「何も」彼は連邦捜査局のバッジを掲げた。「所持品なし。財布も電話もない。あるのはこれだけだ」

俺はバッジを受け取り、今度は落ち着いて目を凝らした。...

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