チャプター 205

ハンナ

私たちは資料をかき集め、ムードボードとメモを丁寧にしまい込んだ。廊下はあちこちへ向かう学生でごった返し、色とりどりの服装が万華鏡みたいに揺れている。あちこちで、課題だの締め切りだの、声の大きい会話が弾んでいた。

「ここから二ブロックくらいのところに、ブリュード・アウェイクニングっていう小さな店があるんだ」先に立って廊下を進みながら、ジョンが言った。「街いちばんのコールドブリューだし、ペストリーもけちってない」

ゾーイが勢いよくうなずく。「知ってる! ラベンダー・ハニー・ラテ、あれはもう宗教体験だよね」

空調の効いた建物を出ると、カリフォルニアの陽射しが肌に落ちてきた。それだけで...

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